カフェ つぶっこ オーナー
佐藤 真紀 さん
神奈川県出身。両親の転勤に伴い東北で就職。ご主人の仕事の関係で、盛岡・仙台と東北を堪能。現在はご主人の実家を一部改装し、カフェつぶっこを運営。モットーは「主婦のやりくり力と仲間の力があわされば、なんでもできる!」
自宅を一部改装してカフェにしています。普通の家なんです。(笑)
メニューは全て手作りで、自宅の裏山で採れるブルーベリーを使ったジュースや、地元大張地区で作っている六穀米を使ったシフォンケーキなどを提供しています。また、英会話教室のアメリカ人であるミセス・キスラー先生直伝のケーキも提供しています。そのケーキは、先生のお名前をいただき”ミセス・キスラー”としました。
床暖房も入っています。冬にきて頂いたら、ぜひ自宅のようにゆっくり寝転がっていってください。
自分が住もうとしている所の風評被害を打ち破りたい・町をもっと元気にしたいと思ったのがきっかけです。そう思っていたところに、タイミング良く仙台市が主催するビジネススクールがあったので、そこに参加し、色々な人とご縁を頂いていく中で、あれよあれよという間に開業することになりました(笑)
ただ、いざ開業をしようと思った時に、「始めるからには続けよう」と思いました。そして、続けていく為には、無理せず自分ができる範囲で始めることにしようと考えました。
ビジネススクールのアドバイザーの方から、農家レストランなどの提案をいただいたこともあったのですが、「大きな借金」することは自分にとって無理をすることなので続けられないと思い、断りました。
自分のお小遣いの範囲で、まずはパンを作って、自宅の一部を使ってお客様に提供することは出来るだろうと思って、カフェを始めました!
想定通り大変です(笑)
実はこのお店の前の通り、1日に7人しか人が通らないのですよ。
そして、その中の2人は、犬の散歩をされている方なので、実質5人ですね。
はい(笑)
ビジネススクールに通っていた時に、友人にマーケティングのお手伝いをしてもらおうと思ったのですが、1日に5人しか通らないと伝えたら、お手伝いはできません。ごめんなさいと言われてしまったのです(笑)
ただ、やってみなければわからないですからね。
2013年の7月にカフェをオープンさせて、2014年秋までの1年と3ヶ月ぐらいで、1000人を呼びましたよ。
-1000人! 凄いですね!!イベントなども含めた集客数なので、純粋なお客様の数ではないのですが。
ただ、この大張地区に1000人の方々が来ていただいたことは、とても嬉しく、又、誇らしく思っています。
これからやりたいと思っていることが2つあります。
1つ目はフラダンス講座です。
フラダンスを踊る時は、皆で化粧をして、綺麗なスカートを履いて、チーム全員笑顔で踊ります。
女性はいくつになっても、化粧をして、綺麗な洋服を着て、頭にお花をつけて、皆で笑える場が必要なんですよ!それだけで元気になりますから!
女性がきれいに輝いて頂くためのビューティー講座の一つとして、フラダンス講座を実施したいと考えています。
ダンスについては、お年寄りの方は上半身だけで踊れるものもありますし・・・
あの癒されるハワイアンソングを聞くだけでもいいんですよね。この場所で1回、ハワイアンソングを聞いて、家に帰ってもあの音楽を聞くだけで笑顔になれたら嬉しいなと思います。
そして、ゆくゆくは丸森町で「フラフェスティバル」をやりたいと思います。
踊れる場、着飾れる場、癒やしの音楽を聞ける場があれば、人は集まってくると思います。
フラフェスティバルを丸森町で開催して、丸森にたくさんの人が集まるという体験を通して、丸森町の皆さんに自信を持ってもらいたいと思います。
2つ目は、丸森町全体を巻き込んだマルシェをやりたいと思っています。
みんな自分のところにあるもの、例えば野菜などが、10円で売れるだけでも幸せになれるんです。
自分でお金を稼いだという経験は自信につながり、次の一歩につながると思います。
丸森町の方がマルシェの経験を通して「自分でもできるんだ」、「面白かったな」、「では、次はこれをやってみよう!」と、新しい動きにどんどんつながっていくことを期待しています。
いずれにせよ、無理をせずお金をかけずに、仲間と一緒に知恵を絞りながら色々なことにチャレンジしていきたいですね!
これは特に主婦の方々に対するアドバイスなのですが、毎日の生活の中で鍛えられている主婦力を活用して、できることから小さく始めてみればよいと思います。
小さく始めて「継続すること」が大事です。
そのためにもお金をかけずに、仲間を集めて、仲間の知恵も借りながら、毎日試行錯誤すればよいと思います。
丸森町を盛り上げるために、一緒に頑張りましょう!
カフェ「つぶっこ」