その16 時間泥棒
みなさまおばんでございます。
いつも応援ありがとうございます!
「平成最後の」を使いたかったので(笑)、本日中にブログを書きあげたいと思っていますが、どうにかなるのでしょうか。
頭が全くはたらいていませんが、日付が変わるギリギリまでがんばってみます。
平成最後の夜は、横浜からお泊りに来てくださったお客さまと、楽しいひと時を過ごしておりました。
我が家に2泊される以外は、どこにも立ち寄られる予定がないとのことで恐縮していますが、明日1日、思い出に残る旅をいっしょに創りたいとプランを考えています。
GW中は予約が殺到して何組ものお客さまをお断りする事態になり、申し訳ない思いと同時に、予想以上の反響に感謝な気持ちでいっぱいです。
ここ1週間で、新緑の濃さが刻一刻と変化しているように感じます。
昨日まで何もなかった木の枝に、小さな葉っぱの赤ちゃんがびっしりと。
翌日にはもう葉を広げているので、その生命力には本当に驚かされます。
それと同時に時間の進む速さに、どうしようもない焦りを覚えてしまいます。
宿の名前にもなっている「モモ」という本には、時間泥棒という登場人物たちがいます。
人間たちから盗んだ時間(花)を葉巻にして、死んだ時間を吸って生きているゾンビのような生き物?です。
人間たちは時間を節約することによって貯蓄し、将来利子が付いて戻ってくるという都合のよい詐欺に遭いながらもそうとは知らず、せっせと時間の節約に励むのです。
この焦燥感はいったいどこから来るのでしょうか。
手つかずの畑や庭の雑草が、生い茂ってきていることもその理由のひとつでしょう。
時間泥棒なんていなくても、平等に24時間与えられていても、焦る気持ちを抑えられなくなる時があります。
少し前になりますが、3月の終わりに、自主研修と称して二本松市東和の農家民宿「ゆんた」さんに宿泊させていただきました。
石垣島出身のオーナー仲里さんがおひとりで営むワンオペ宿で、我が家と共通する点が多々あることから、お話は尽きませんでした。
「やりたいことはたくさんあるんですよね。ウッドデッキやツリーハウスも作りたいし…」というたくさん夢を持っているところも、私と共通していました。
仲里さんは震災前に福島に移住して有機農業を始め、その後農家民宿をスタートさせました。
あまり条件のよくない勾配のある畑での農作業は、とても大変そうでした。
仲里さんは確かにお忙しい。本当に大変だろうな、と思うのです。
ただ、そこで過ごさせていただいた1日は、確かに私にとって癒しの時で、思い出すだけでふっと心があたたかくなるような、そんな時間と空間だったのです。
そうだ、日ごろはみんな、時間泥棒と戦っているんだ。
そして戦場(日常)から離れたどこかに、癒しの時間と空間を求めればいいんだ。
私の日常は余裕がなく慌ただしいけれど、それはここで過ごしてくださる方が自分の時間を取り戻すために必要な、等価交換なのかもしれない…。
そんな風に思うと、せわしない日常もいとおしく感じることができるようになりました。
時間泥棒と日々戦うみなさん。
あなたの癒しの場所、ひと、時間はどこにありますか?
最高に心地よい癒しの空間を創り上げて、お客さまをお迎えすることができるように、令和元年も慌ただしく走り続けていきます!
もちろんあちらこちらで息を抜き、楽しみながら(笑)。
あたたかく見守ってくださいね。
まるまるまるもりプロジェクト
https://marumarumarumori.jp/
農家民宿ゆんた(StayJapanサイト)
https://stayjapan.com/area/fukushima/nihommatsu/pr/2188
一番上の写真は、4月12日に降った春の大雪のときのもの。
その後、半月も経たないうちに、新緑がもりもりと生い茂っています。
ゆんたさんの看板と、夜の外観。
仲里さんがとっても心地よい空間を創り出していました。
下はの写真は最近火災のニュースで大きな衝撃を受けた、パリ・ノートルダム寺院の前で。
平成最後の大きなニュースのひとつになってしまいました。
時間が解決してくれること願うばかりです。