MARUMORI CULASTA

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2019-08-08

【まるまるまるもりプロジェクト|早川真理】

その19 一歩一歩。

暑中お見舞い申し上げます。
いつも応援ありがとうございます。

先月のブログで7月1日に「ヒュッテ・モモ」本オープン1周年を迎えられたことをご報告しましたが、7月14日にはその記念感謝イベントを開催させていただきました。
当日は地元佐野地区の方々をはじめ、まるまるまるもりプロジェクトでお世話になっているみなさま、地域おこし協力隊の仲間たちなど40名を超える多くの関係者にお集まりいただき、たくさんの祝福を頂戴しました。

1年前のオープニングセレモニーでは茶菓と漬物を準備するのが精一杯のささやかなおもてなしでしたが、今回は機が熟して、石巻のイタリアンレストラン「ダ・オリーノ」の松本シェフのお力添えをいただき、華やかなランチパーティーを開催することができました。
昨年から一歩前進です。

松本さんとの出会いは、イベントのちょうど1年前。
柴田北斗隊員のコーディネートで協力隊の仲間たちと石巻研修に連れて行ってもらった時に遡ります。
そこで、ディナーの場所として選んでくれたのがダ・オリーノでした。
一同そのおいしさに感激したのは言わずもがなですが、私においては帰宅後に料理を作る意欲を全く失ってしまったほどの衝撃だったのです。

その後、松本さんに連絡を取り、そのおいしさの秘密を知ることになるのですが、「料理で何を伝えたいかはっきりしていれば、技術は後からついてくる」、「なによりも自分が作る過程を楽しむ」ことを教えてくれたのが彼でした。

イタリアンに日本の発酵技術を取り入れ、新鮮なのは当たり前の食材を、ひと手間かけることによってよりうまみを引き出して提供する。
そんな既成概念を覆した手法によって、ひとつひとつが年配の方にも馴染みのある、やさしい味付けに仕上げてありました。

今回はホスト役に徹していましたので、厨房で料理のコツなどを学ぶことはほとんどできませんでしたが、地元の方たちにも普段見慣れないお料理を喜んでいただき、私の精一杯の感謝をお伝えできたかと思っています。
料理に対して行き詰まっていた私の気持ちを一歩前へ後押ししてくれた松本シェフとの、夢のような時間でした。

また最近、とてもうれしいことがありました。
以前ブログでもご紹介したスイスのお父さんから久しぶりに電話があり、「私はいつ、そちらに行ってよいのかな!?」とたずねてくれました。
長く私の夢を応援してくれた彼を我が家へ招待することが、私の強い願望のひとつなので、「いつでも大歓迎!」と答えました。

さぁて、身内が長期滞在してもお客さまをお断りすることがないように、スペースを確保しなくては(日本の父は滞在中に居場所がなくなり、何度かあぶくま荘にお世話になっています…)!
これも一歩一歩前進、ですね。

大変ありがたいことに明日9日からお盆中は宿泊のご予約がいっぱいで、お断りするような状況になっています。
海外からのお客さまも含めて、ヒュッテ・モモでの滞在をみなさまに喜んでいただけるように、体調管理に気を付けながらこの猛暑を乗り切ります。
みなさまもどうぞご自愛くださいね。

焦らず、一歩一歩。

まるまるまるもりプロジェクト
https://marumarumarumori.jp/

追記 写真提供は7月末に協力隊を卒業した“りんちゃん”こと阿部倫子さんです。りんちゃんいつもありがとう?

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