男女ともにリピーター続出!今、密かに人気の藍染体験を徹底解説!

みなさん、「藍染体験」ってしたことはありますか?

実際、きっかけがないと体験する機会ってほとんどないですよね。

 

しかし、最近では、藍染体験の参加者やリピーターが増えてきているといいます。

参加者からは「想像以上に楽しかった!」「また挑戦したい!」という声が多く寄せられています。

 

こんなふうに参加者を魅了する藍染体験。

「どうしてそんなに人気なの?」「これから挑戦してみたい!」「まずはどんな雰囲気で行うのか知りたい!」という方へ向けて、今回藍染体験の流れをご紹介したいと思います!

 

教えてくれるのはこの方々!

今回、宮城県丸森町で藍染体験を行っている八巻さんの自宅兼工房にお邪魔してきました。

「こんにちは~」と挨拶をすると、こんな風に八巻さん親子が素敵な笑顔で出迎えてくださいます。

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以下、八巻さん親子のプロフィールです。

 

八巻 秀夫さん

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「藍染工房 野風」を営む。かつては公務員として働いていたが、「環境に負荷をかけない仕事がしたい」と思い、藍染の道へ。1995年藍染に不可欠な美しい水を求めて宮城県丸森町に家族で移住。化学薬品、合成藍を一切使用しない江戸時代からの藍染の手法は珍しく、高い評価を受けている。藍染体験も積極的に行いつつ、これまで数々の個展を開催している。

 

八巻 繭さん

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本名は八巻眞由。1992年岡山県美星町で生まれる。同時期に、父である秀夫が藍染を始める。18歳から父・秀夫の工房「野風」で藍染を手伝い始める。2016年、「がらん」を設立し、独立。2代目として藍染を仕事とし、藍染をより多くの人に手に取ってもらえるよう奮闘中。そのほかにも一般社団法人ふらっとーほくの理事も務めるなど様々な活動にも励んでいる。

 

藍染体験の流れ、徹底解説します!

さて、本題の藍染体験の流れについてです。

所要時間は参加人数によって変わりますが、大体1時間半~2時間くらいです。

 

説明を聞く

まずはじめに、八巻さんから藍染体験の説明を聞きます。

今回は、全員が藍染初体験ということで、一番初心者向きであるハンカチを染めることに。

柄が異なる複数のサンプルを参考に、「布をどう縛ればこの柄になるのか」についてや、藍染を行う上での注意点についてお聞きします。

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普段、初心者向けにはハンカチ、バンダナ、手ぬぐいを、2回目以降の中級者・上級者向けには、Tシャツやタペストリーなどの体験を行っているそうです。

 

布をしばる

八巻さんの説明を参考に、どんな柄にしたいのかを想像しながら自由に布を結んだり、輪ゴムでしばったりします。

実はこれが意外と頭を使うんです…。

でも、こうやって完成品を想像する時間が一番楽しい時かもしれません。

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八巻さんにアドバイスをもらいつつ、「どんな柄にしようかな~」と考えをめぐらせます。

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結ぶとこんな感じになります。

ここで注意してほしいのが、布や輪ゴムを強く結びすぎないこと。

ほどけなくなってしまうのを防ぐためです。

 

布を水につける

布を結んだら、布を水につけてなじませます。

灰汁(あく)が布に染み込んでしまうことを防ぐためです。

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このとき、ゴム手袋をつける人と素手で染める人に分かれますが、八巻さんは素手染めをおすすめしています。

というのも、八巻さんが行う藍染体験は一切化学薬品や合成藍を使用していないので、安心して素手で体験できるのです。その方が、布と藍の気持ち良さを感じることができます。

ただし、素手染めをすると手も青く染まってしまうので要注意。

色が完全に取れるのは、手は約1週間後、爪は約1か月後です。

ですが、青い手で過ごしてみるのも一生に一度しかない貴重な経験になるのではないでしょうか?

 

布を甕(かめ)に入れて染める

これが藍染体験のメインの作業となります。

4種類の甕は、それぞれ染まる色が異なります。

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この甕に布を入れ、

1.甕の中で布をよくもんで藍を染み込ませる

2.空気に触れされ、酸化させる

これを何度も繰り返します。

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今回の体験では、それを8回行いました。

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途中で布をほどくと、色のグラデーションができます。

甕に入れる時間や回数、縛った布をいつほどくかによって、色の濃淡は変わってきます。

そのため、ここでいかに工夫するかがポイントです。

 

布を水で洗う

「そろそろ自分の理想通りに染まっただろう!」という人から、布を水で洗います。

染める作業の中でついた灰汁(あく)を流すためです。

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ここで、完全に結び目や輪ゴムをほどくので、いよいよ自分の作品と初対面です。

「わー!ちゃんと染まってる!」

「おお!我ながら上出来!」

「あれ、こんな柄になっちゃった…!」

などど、様々な感想が聞かれました!

 

完成!

このような過程を経てできた、完成品を見てみましょう。

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世界に一つだけの、自分だけの柄。

絶対にほかの人とからぶらない、個性あふれる作品たちの完成です。

 

参加者の声

参加者からは、

「またリベンジしたい!」

「気に入ったから部屋に飾りたい!」

「みんなの作品見ていると個性が出ていて面白い!」

「あと10回くらいやりたい!」

など、心から楽しんでいることが伝わってくる感想が多く聞かれました。

 

最後は、みんな揃って集合写真。

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自然の緑と空の青色、藍染めの藍色がマッチした、素敵な写真が撮れました。

 

終わりに

いかがでしたか?

思い通りの柄ができた人も、できなかった人も、「今回、こういう結び方  をしたらこういう柄になった」と学習するので、「次はもっとこうしたい!」「別な柄も作ってみたい!」という気持ちが自然と湧いてきます。

これが、藍染体験のリピーターが増える一番の理由であり、醍醐味なのではないかと思います!

みなさんも丸森町で藍染体験をしてみてはいかがでしょうか?

自分だけの作品作りを通して、リピーターになること間違いなしです!

 

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