【まるまるまるもりプロジェクト|早川真理】

その13 夢をかなえるということ

みなさま、いつも応援いただきありがとうございます。
遅ればせながら、今年もどうぞよろしくお願いします。
FB1一昨年の10月に「まるまるまるもりプロジェクト」の起業型地域おこし協力隊としての活動がスタートし、昨年の4月1日にヒュッテ・モモをオープンさせたので、実質半年間での開業は早い方なのでしょうか。
かなりハードな目標を立てていたので、時間に追われてあまり記憶がないのですが、とにかくこれまで以上に頭と身体を使った半年間だったことだけは覚えています。
たくさんの方のご協力を得て、長年の夢をかなえることができたのですが、それはもちろんゴールではなく、ようやくスタートラインに立てたということでした。

お客さまに喜んでいただけるのは何よりもシアワセなことで、私のエネルギー源になっているのですが、時間を重ねるにつれて自分の未熟さを思い知らされることが多くなってきました。
様ざまな経験を経て開業まで長いなが~い時間をかけてきたので、準備は万端だと思っていたにも関わらず、です。
FB3最近、料理の内容やオペレーションに関してどうにも行き詰まってしまい、あるプロの料理人さんにヘルプ要請を出したところ、快く相談に乗っていただきました。

「あなたはあなたのお料理で何を伝えたいですか?」

助っ人さんに言われた言葉です。心にずしんときました。
自家産の野菜を含めて地産地消率は非常に高いはずなのですが、それでもって私は何を伝えたかったのか。
丸森の食材の魅力?
生産者さんの思い?
そしてそれをどうやって伝えていく???
FB5突然ですがみなさん、エアレースってご存知ですか? 恥ずかしながら私は全く知りませんでした。
数年前に中学時代の友人から「ムロがすごいことになっているよ」と聞いて、その存在を初めて知りました。
ムロことエアレースで世界チャンピオンにもなった室屋義秀さんは中学校の同級生です。
当時、お話しした記憶はほとんどありませんが、小柄で頭がよくてサッカーが好きで、物静かだった印象が残っています。
中学校時代にアニメ「機動戦士ガンダム」のアムロ・レイに憧れて、パイロットになりたかったそうです。
何度挫折してもずっとその夢を諦めないで、44歳でついに世界の頂点に立ちました。

私は時々行き詰まると、自分を鼓舞させるためにムロくんの動画を観るようにしています。
いつも死と隣り合わせの極限の世界で、彼は何を考えているのだろう。
どんな努力をすれば世界に立てるのだろう。
あまりにも自分の暮らしとかけ離れていて想像もできませんが、確かにあの小柄だった少年は高い目標を抱いて、今日もどこかの空を駆け巡っています。

夢をかなえるということは楽しいことばかりではなく、むしろ想いが強いだけに現実とのギャップに苦しむことが多いかもしれないけど、そこには自分がいちばんシアワセと感じる時間と空間があるはず。
朝日に輝く雪景色や満天の星に小さな喜びを見いだせるように、1日1日を大切に、感謝とシアワセを感じていきたいです。
FB4「なによりも自分が楽しむことです」

優しい目をキラキラさせて、前述の助っ人さんは言いました。
あれ? 前にも聞いたことあるな、この言葉。
干からびそうになっていた私に、新たな息吹を吹き込んでくれた助っ人さんとのコラボレーションについては、いつかここでお話しできればと思っています。
2月は研修等々で休みがちになりますが、春からの新生Momoを楽しみにしていてください。

室屋義秀HP
http://www.yoshi-muroya.jp/

まるまるまるもりプロジェクト
https://marumarumarumori.jp/
FB26名の女の子たちは台湾人留学生、3人の女の子たちは東京の女子大生が農泊モニターツアーで泊まりにきてくれた時の写真です。

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