その15 コトバノチカラ
みなさまこんにちは。
いつも応援ありがとうございます?
めっきり春らしくなりましたが、お元氣でいらっしゃいますか。
花粉症の方には辛い時期ですね。
昨日から父が東京より援農隊にやってきました。我が家の農園も春本番スタートです。先日、時々安否確認をしてくれる友人から「そちらはどうですか?」とメールが届きました。
「軽めのぎっくり腰をやってしまってしんどいです。そちらはどうですか?」と返したところ「あらら、お大事に。こちらはとても元氣です。」と返信をもらいました。
「とても元氣です。」
なんてすてきでパワーをいただける言葉なのでしょう。
ご多用のなか、家族を養いながらハードなお仕事をされているはずなのに、きっぱりと「元氣です」と言い切れるすがすがしさ、強さ、あっぱれです。
なんだか私まで元氣をもらいました。学生時代には山ばかり登っていて強靭であった私は、トレーニング中のスポーツ事故で身体を壊してから人生の半分以上、この未病状態の自分と付き合っています。
認めるまではいかなくても諦め半分で、「これが続いたら倒れる」という前提でスケジュールを立てて動いているのです(なので夜のお付き合いも必然的に控えめになります)。
そんなわけで、月に数日間でも「元氣」と感じられることがうれしくて、にこにこしながらスキップしたくなるような日があります。
もしかすると、多少しんどくても「元氣」と言い続けることで、弱い部分は修復していくのかもしれません。
実は自分が自分で病を生み出しているのかもしれませんね。言葉の力については、以前から感じるところがありましたが、それをとても強く感じた事件は、丸森町に根を下ろすと決めたときでした。
この町で私の身元保証人のような存在である友人に、以前から自分のやりたいことを伝えてはいました。
それまで長い間、起業する場所を決めかねていたのですが、ある日「私、丸森で始めたい。」と言葉に出した瞬間から周辺がぐるんぐるんと動き出し、その流れに押し流されるようにこの地で宿を営むことができています。
もちろんできる限りの努力(修行)もしましたが、それ以上に周りの方々に助けられ、励まされ、信じられないようなミラクルが次々に起こって「いま」があります。言葉に出すこと。
それはとても勇気が必要ですが、なんとなく漠然とした思いでも自分のやりたいこと、進みたい道がみつかったらまず言葉に出してみてください。
そうするとそれが必然であったかのように、さまざまなことが動き出します。
逆に思いがあっても、その道が進むべき方向でないときは、目の前でバチン! と閉ざされる経験を幾度もしています。
だから恐れずに、前へ、前へ。私は協力隊員であるうちに、もうひとつ思いをかなえたいので、新年度を前にここに言葉としてあらわします。
先日のインターン生たちに触発されたこともあり、若いヨソモノたちと地元の方が交流できるようなシェアハウスを立ち上げたいという気持ちが強くなりました。
食や思いを共有することで、ここでの滞在期間がより充実したものになってほしいからです。
それは、柴田北斗隊員に連れて行ってもらった研修先の石巻で見た、強烈な光景や人々がきっかけにもなっています。
そこには地元民と移住者とが混在した、立体的であたたかなハーモニーが存在していました。
Hütte Momoの方もさらに充実させていきたい思いもあるなかで、資金や体力の問題もありますが、言葉にあらわすことによって必ず実現できるということを、これから一歩前に踏み出したい方たちに知ってほしいのです。
さて新年度、新たな挑戦が始まります。
まるまるまるもりプロジェクトの仲間たちもますますステップアップして、おもしろいことになっていきますよ。
どうぞあたたかく見守っていてくださいね。
みなさまからの励ましの言葉が、私たちのちからになります。
私は元氣です(笑)!!
まるまるまるもりプロジェクト
https://marumarumarumori.jp/
※今回は、エネルギーの源であるお米からパワーをいただいてふんばれるように、旧漢字の「氣」の字をあえて使っています。
※※上の3枚の写真は、まるまるまるもりプロジェクトでお世話になっているデザイナーさんが我が家周辺で撮影してくださったもの。寒さが残る約1か月前です。4枚目は最近私が撮影したもの、梅が満開です。5枚目は最近来てくれた小さなお客さまが描いてくれたチーズフォンデュのイラストです。たくさん元氣をもらいました?